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病気の見方

健康について

 健康を害しやすい時期、発病したり怪我をしやすい時期は、大運や流年などの行運を見て、 天干星では、印星~比肩星にかけて要注意であり、地支星では、死や墓、絶が巡ってくる時期が 要注意である。
当然ながら、10才代や20才代で偏印が巡ってきても病気とは判断しません。 50才を超えた場合に、偏印などが巡ってきた場合は注意すべきでしょう。
そして持病を持っている場合や過去に大病を患った経験のある方に、比肩星が巡ってきた場合は、 早めはやめに対応すべきでしょう。

病気について十干編

 四柱推命においても、東洋医学(中医学)における五行(木・火・土・金・水)の概念と同じになり、 五行は、臓腑や経絡、感情、体質、さらには病気の分類にも用いられます。それぞれの五行に対応する病気の分類は以下のようになります。

●五行による病気の分類
五行:対応する臓腑:主な病気の種類
・木:肝・胆   :自律神経失調症、ストレス性疾患、片頭痛、
          目の病気、高血圧、筋肉の痙攣、月経不順
・火:心・小腸  :不整脈、心悸亢進(動悸)、高血圧、神経症、
          顔のほてり、不眠症、舌の異常(舌炎、口内炎)
・土:脾・胃   :消化不良、胃炎、食欲不振、下痢、便秘、むくみ、
          糖尿病、免疫力低下
・金:肺・大腸  :ぜんそく、気管支炎、アレルギー疾患、
          皮膚病(アトピー・乾燥肌)、便秘、風邪
・水:腎・膀胱  :冷え症、腰痛、関節痛、耳鳴り、めまい、
          骨の病気(骨粗しょう症)、尿トラブル、不妊症

●解説
・木(肝・胆)  → ストレスや感情の影響を受けやすく、
           筋肉や目に関係する病気が多い。
・火(心・小腸) → 心臓や血流に関わる疾患、精神的な不調が出やすい。
・土(脾・胃)  → 消化器系の病気が中心で、エネルギー不足や水分代謝異常
           も関与する。
・金(肺・大腸) → 呼吸器や皮膚、免疫の問題が関連。
・水(腎・膀胱) → 生命力の源となる「腎」が関係し、老化やホルモン系の
           病気が多い。

 このように、五行は単なる分類ではなく、身体のバランスを理解し、調整するための指標としても使われます。 例えば、ストレスによる「肝(木)」の乱れが、胃腸(脾・土)に影響を与える「木尅土」の関係なども考えられます。

●五行と病気の分類(詳細版)
 五 行 :関連する臓腑:主な症状・病名
    :肝臓、胆のう:頭痛、片頭痛
(肝・胆) 自律神経、筋 眼精疲労、視力低下、緑内障、結膜炎
             めまい、耳鳴り
             高血圧、低血圧、動脈硬化
             ストレス、不安、イライラ、怒りっぽい
             月経不順、生理痛、PMS(生理前症候群)
             筋肉のけいれん、こむら返り、四十肩
             胆石症、脂肪肝
    :心臓、血管 :動悸、不整脈、心臓神経症
(心・小腸)神経、舌   高血圧、狭心症、心筋梗塞
             不眠症、悪夢をよく見る、寝汗
             精神不安定、パニック障害、ヒステリー
             口内炎、舌の炎症、舌の乾燥や痛み
             ほてり、のぼせ、手足の熱感
    :胃腸、消化器:消化不良、食欲不振、胃炎、胃潰瘍
(脾・胃) 代謝、筋肉  便秘、下痢、過敏性腸症候群
             胃もたれ、胸やけ、逆流性食道炎
             口内の粘つき、口臭
             むくみ、水太り、冷え性
             低血糖、糖尿病
             倦怠感、疲れやすい、免疫力低下
    :呼吸器、皮膚:風邪をひきやすい、慢性鼻炎、副鼻腔炎
(肺・大腸)粘膜     気管支炎、喘息、肺炎
             乾燥肌、アトピー性皮膚炎、じんましん
             便秘、下痢、大腸炎
             アレルギー(花粉症、ハウスダストなど)
             咳、痰が出る、喉の痛み
    :腎臓、膀胱 :腰痛、関節痛、リウマチ
(腎・膀胱)生殖器、骨  腎炎、尿路結石、膀胱炎
             低体温、手足の冷え、冷え性
             不妊症、性機能低下、精力減退
             骨粗しょう症、歯の弱り、白髪の増加
             耳鳴り、難聴、めまい
             脱毛、薄毛

●五行のバランスと病気の関係
・「木尅土」(肝が脾を攻撃)→ ストレス(肝)が消化不良や胃痛(脾)を引き起こす
・「火尅金」(心が肺を攻撃)→ 過度な緊張(心)が呼吸の浅さや咳(肺)を誘発する
・「土尅水」(脾が腎を攻撃)→ 胃腸の弱さ(脾)が腎の冷えや腰痛(水)につながる

 五行の関係を理解すると、症状の原因がどこにあるのかを推測しやすくなります。 どの五行が乱れやすいかを見極め、適切な対策を取ることで健康を維持しやすくなります。

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病気について十二支編

 十二支はそれぞれ特定の五行や臓腑に対応し、そこから病気の傾向を読み取ることができます。

十二支:五行:臓腑・器官:関連する病気や症状
・子  水  腎・膀胱 :腎臓病、膀胱炎、冷え性、不妊症、
             耳鳴り、腰痛、足のむくみ
・丑  土  胃・脾  :胃炎、消化不良、胃もたれ、糖尿病、
             関節痛、皮膚病
・寅  木  肝・胆  :高血圧、ストレス障害、神経痛、めまい、
             片頭痛、筋肉のけいれん
・卯  木  肝・胆  :目の病気、視力低下、緑内障、
             肝機能障害、ストレス性疾患
・辰  土  脾・胃  :胃潰瘍、食欲不振、下痢、便秘、
             免疫力低下、湿疹
・巳  火  心・小腸 :動悸、不整脈、高血圧、不眠症、
             舌の異常(舌炎・口内炎)
・午  火  心・小腸 :狭心症、心筋梗塞、脳卒中、
             手足のほてり、神経過敏
・未  土  胃・脾  :消化不良、胃下垂、疲労感、膵臓疾患、
             低血糖症
・申  金  肺・大腸 :ぜんそく、気管支炎、風邪をひきやすい、
             便秘、皮膚病
・酉  金  肺・大腸 :呼吸器疾患、花粉症、慢性鼻炎、
             皮膚の乾燥、喉の痛み
・戌  土  胃・脾  :免疫系の低下、自己免疫疾患、アレルギー、
             関節痛、疲労
・亥  水  腎・膀胱 :冷え性、腰痛、骨の病気、白髪の増加、
             尿路結石

●病気の占い方と根拠
1、五行との関係
 十二支は 五行(木・火・土・金・水) に対応しており、各五行は特定の臓腑と関連します。 例えば、寅・卯(木)は 肝・胆 に関係し、肝臓の機能低下やストレスによる不調が出やすい。

2、臓腑との関係
 それぞれの十二支は、東洋医学でいう 「五臓六腑」 に対応し、特定の器官に負担がかかりやすい傾向がある。 例えば、午(火) は 心臓・小腸 に関係し、循環器系のトラブル(心臓病、高血圧)を起こしやすい。

3、気血水の影響
 東洋医学では、気・血・水(津液) のバランスが重要とされ、十二支によって偏りが出やすい。
・子・亥(水) → 冷えやすく、腎機能の低下、むくみ、老化が加速する
・寅・卯(木) → ストレスが多く、自律神経の乱れ、血圧の変動が起こりやすい
・申・酉(金) → 乾燥しやすく、呼吸器や皮膚のトラブルが起こりやすい

●実践的な使い方
①自分の生まれ年の十二支をチェック
 例えば 1980年生まれ(申年) の人は 肺・大腸 が弱点なので、
 ・風邪をひきやすい
 ・便秘になりやすい
 ・乾燥肌やアレルギーが出やすい

 → 肺を強化するために白い食べ物(大根、レンコン)を多く摂る。
   深い呼吸を意識するなどの養生法が有効。

②体調不良の原因を探る
 例えば 最近、胃腸の調子が悪いと感じるなら、自分の干支が 丑・辰・未・戌(土) に該当するかを確認する。 もしそうなら 脾胃を養うために温かい食事をとる、冷たいものを控える などの対策が有効。

③相性診断や病気の傾向を予測
 十二支の組み合わせで病気のリスクを予測することも可能。
 例えば 「子と午」 は水と火の関係で、心腎不交(心と腎のバランスが悪い)となり、不眠症や冷え・のぼせが起こりやすい。 この場合、水分補給を意識する、心を落ち着かせる呼吸法を行うなどの対策が役立つ。

●まとめ
 十二支ごとに病気の傾向があり、それを理解することで未然に対策を取ることができます。 また、五行や臓腑のバランスを意識することで、健康管理にも活用できます。

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料 金

一般の方 :90分 6,600円

会員様  :90分 5,500円

プロコース:90分 7,700円

※占い師養成(プロ)コースは会員様のみ

推命家 山口寶將

山口寶將

山口寶將(やまぐちほうしょう)
昭和39年生まれ
24歳の時から姓名判断や九星気学、
遁甲占術を学び、
平成 7年 日本推命学研究会 教範
平成16年 日本推命学研究会 師範
平成17年 国際風水科学協会 B級
ライセンスを取得し、
地域のカルチャーセンターでも
四柱推命や風水を教えている。
占いで開業したい方のための
占い講座も行っている。