無料で学べる四柱推命
四柱推命学

五行の解説

 四柱推命学の五行図において大切な事は、五行のバランスが取れている事である。五行のバランスが偏ると運勢が偏る事になり、 性格や運勢に問題が起きたり、人生において凶運が現れる事になる。

 そして、五行図において、1ヶ所に星が4つ以上かたまる事を太過と言う。逆に五行図において、1ヶ所に星が無い場合を不足又は不及と言う。 五行が不足している場合には免疫が無いという表現を使う。欠如した五行の部分が、流年や大運で現れると強い変化が起きる。 それが、良い意味となるか悪い意味となるかは命式による。
五行の太過による性質と運気
木の太過
 物事に対して何も考えずに行動しやすく、思い巡らせた考ができない。しつこく偏屈に傾きやすく、 いつくしみの心に欠けるものである。度量が狭くなる。狭い敷地に樹木がひしめき合う象意から、家庭環境も凶運となりやすい。
火の太過
 軽はずみな行動が多く、早急にして意思が定まらない。陽極まって陰生ずとの易の原理にもあるように、 外面は火の華やかさがあっても、内面に暗いものがある。外観を飾りたがる傾向がある。激情に走りカッカしやすくく、血統が乱れると言われる。
土の太過
 中央を意味するのが土なので、自己中心で自我が強く、反省する心に欠ける傾向が出る。 独善的で他人の言うことに耳を貸さない人になりやすい。また、財の執着心が強く孤独である。何事をなすにも障害が多くなり、信用を失いやすい。
金の太過
 金は刃物を意味し、太過すると暴力的になったり、周囲や後先を考えずに乱暴なほどに大胆に行動してみたり、 殺伐した雰囲気をかもし出したりする。負けず嫌いで反抗的である。多欲にして淫を好むとも言われる。家庭生活も円満を欠くものである。 いじめっ子やいじめ事件の加害者に金の太過の子が多いようである。
水の太過
 水は流動の質を持つので、水が太過すると心が落ち着かず、移動や放浪癖がでる。水は知恵を意味し、太過すると器用貧乏で利口馬鹿ともなる。 永続性がなく、嘘を付くことが多いと言われている。また、相続問題に困難が生じる。
五行の不足による性質と運気
木の不足
 五行における木は、情愛を意味するので、人情や慈悲の心が薄いと見る。物惜しみしやすく、やる気や思いっきりに欠ける傾向がある。
火の不足
 あれこれと策略を用いるが、大きな事はできないと見る。礼を尽くすことを知らず、人の前に立つ事を嫌う。
土の不足
 ものごとの道理を理解しようとせず、救いがたい所がある。何事にも逆らってしまい、他人の協力が得られない。
金の不足
 考えてしまう事が多く、決断力が弱くなる。挫折する事も多く、伸びる事が難しく、考えすぎて不利益を被る事になる。
水の不足
 先の事や細かい事を見通す力が弱く、度胸や気力に欠け、考えが浅い。迷いが多く心は変わりをしやすく、繰り返し行う事が苦手である。